Not only is the Internet dead, it's starting to smell really bad.:2019年11月下旬

2019/11/21(Thu)

[旅行] 昇仙峡

今年も昇仙峡に紅葉見物行ってきたよ。

今回は大波乱で、あたりに注意を払わずフラフラ歩き回ってるどっかのbarさんが、ワイのカメラを三脚ごと落差数十メートルの崖っぷちに叩き落としやがったので、ノーザイルで拾いに行くというミッションが発生し危うく死ぬところであった。

なんとか崖のギリギリのとこに三脚が引っかかってるのを這い寄って近づき、落ちてた木の枝をカメラのネックストラップにひっかけて拾い上げることが出来てワイもカメラも無事生還したんだが、滑落して肉片になってても残当レベルだったので決して真似はしてはならない(戒め)。 谷底へ誘う分厚いツルッツルの落ち葉のおかげでカメラに傷一つ故障ひとつもなかったのは幸いであった、昔日光東照宮の石畳と城ケ島の岩場で落っことしたレンズはそりゃもうポッキリとマウント逝ったんだけどな。

ちなみに生還してきた時にはbarさんとっくに逃亡済であったクソが、教訓としてはザイル買うんですかねいやそんなん装備しても谷川岳みたいにワイの死体がぶらーんとなっとるのを自衛隊が射撃して回収するような羽目になっても困るんだけどね… まぁ即諦めてBBA小一時間問い詰めて弁償させるのが最適解なんだろう、どうせワイの師匠みたいにEOS-1Dsと赤鉢巻レンズを崖から落としたわけでもねえしせいぜい中古で数万で揃うショボショボの装備やしな…

それにしても柵から結構な安全マージンとって設置したはずの三脚、これbarさん持ち上げて投げ捨てたんじゃねーかくらいに谷底へと舞ってく光景は「人間の証明」の麦藁帽子を思い出しましたね… carさん、僕のあのカメラどうしたんでしょうね? ええ、秋、夢の松島から覚円峰へゆくみちで、 谷底へ落としたあのカメラですよ…

2019/11/27(Wed)

[写真] DNGファイルのEXIFの編集にExif Pilotという商用アプリを使うとタグが壊れてその後のRAW現像ができなくなる

デジカメの日付情報がバッテリ切れでトンだまま撮影したりするとEXIF情報の日付が数年前にワープするわけですが、ワイ普段は exiftoolというツールで修正するのだけど、コマンドラインいつも忘れるので今回 Exif Pilotという商用GUIツールの機能制限版を使ってみたんだけどこれが失敗であった。 こいつでDNGの日付をいじると余計なことにサムネールデータまでも更新され、その際に一部のタグが破壊され復元不可能になるんですわこいつ。

技術的な説明をすると、DNG(TIFFのサブセット)というのは画像コンテナフォーマットでイメージファイルディレクトリ(IDF)という仮想ファイルシステムみたいな概念がある。

そんでDNGでは通常

(root)
  |
  +---- IFD0 ... Thumbnail(160x120)
  |       |
  |       +---- SubIFD ... RAW Image
  |       |
  |       +---- SubIFD1 ... Preview Image(640x480)
  |
  +---- ExifIFD ... EXIF Metadata
  |
  +---- MakerNotes ... Vendor Specific Metadata

という配置をするんだけど、こいつをサムネール更新時に

(root)
  |
  +---- IFD0 ... Old Thumbnail(160x120)
  |       |
  |       +---- SubIFD ... RAW Image
  |       |
  |       +---- SubIFD1 ... Preview Image(640x480)
  |
  +---- ExifIFD ... EXIF Metadata
  |
  +---- IFD1 ... New Thumbnail

と書換えてサムネールをIFD1に勝手に移しちゃうんだよな。

おそらくIFD0上のサムネを上書きするには現在確保済の領域が新しいサムネのサイズ足らん場合に、拡張する必要あるけどオフセットの再計算やらがめんどくさい的なプログラミング上の手抜きやろうねこれ。

サムネをIFD1として新規に追加したよつってもビューアがそれに対応してなきゃ意味がないわけで、その結果エクスプローラーでアイコンのサムネ表示ができなくなっとる。

そんでですね更に悪いことにサムネが表示できないだけではないんですわ、IFD1を追加する際にExifIFDに続くMakerNotesというカメラベンダの私的メタデータ領域を考慮せずに上書き破壊しとるのだ。

この私的領域について、編集前のファイルは

---- MakerNotes ----
Maker Note Type                 : Rdc
Firmware Version                : 1.51
Serial Number                   : (20130000)0010XXXX
Ricoh Image Width               : 3776
Ricoh Image Height              : 2832
Ricoh Date                      : 2000:01:02 08:54:45
...

となってるんだけど、これが編集後は

---- MakerNotes ----
Maker Note Type                 : Rdc
Firmware Version                : v0151
Internal Serial Number          : 31333030303030303130363739390000
Ricoh Image Width               : 2832
Ricoh Image Height              : 0
Ricoh Date                      : 0102:08:54 41:00:01
...

とIFD1を追記した結果上書きされてしまい中身ブッ壊れてしまっとる、よってこの部分に記録されてるカメラ独自の撮影時情報は失われてしまうので、正しいRAW現像ができなくなるという不具合が生じるわけです。 まぁカメラ固有パラメーターが弄れなくなるだけで完全にRAW現像ができなくなるわけでもないんだけど。

結論としては素性の知れんツールを使う前にはファイルのバックアップを忘れずに、という至極当たり前のお話。

なおバックアップしとらん粗忽者で被害を受けた人はご愁傷様だけど、RAW現像できなくなるだけでRAW Imageそのものは残ってるから拡張子を.dng → .tifに変換してそこからSubIFDにあるRAW Imageをぶっこ抜けるツール探せばとりあえず元画像は救出できるから頑張って。 もしかするとスクリプト言語とTIFFイメージ操作ライブラリでゴリゴリやる必要はあるかもしれんけど、大切な写真を諦めず頑張ってください(他人事)。

(追記) 一応名無しでバグ報告しておいた、直るかもしれないし直らないかもしれない。

2019/11/30(Sat)

[写真] SONY NEX/ICLE系ミラーレスカメラで頻発するカメラエラー問題

先日書いた SONY PlayMemory Camera Appsサイトの二段階認証の話、長い事放置されとったのに今見たらお知らせに「現在対応方法を協議中」なんて書かれてとるんだが、誰かここ読んで通報したんですかねいやまさか。

なのでおまけとしてSONYのNEX/ICLE系ミラーレスカメラの 悪口直して欲しいとこをひとつ書いておこうかと思う、こいつらシャッターを切ると

カメラエラー、電源を入れ直してください(Camera error. Turn power off then on)

というメッセージを表示し操作不能になる持病があって、この世の地獄である価格COM爺やゲハのゴキアン@カメラ分所のエサとなっとる。

このエラーが発生するのはいくつかのパターンがあるようで

  1. SD/MSへの書込エラー
  2. 手振れ補正センサーのスタック
  3. シャッターのスタック

が原因となっとるっぽい、つーかエラーメッセージくらいわけーや。

んで原因の切り分けとして

で直るのであれば1。

設定画面から手振れ補正を切にして解消するのなら2、センサーにつまったゴミの清掃あるいは軽くチョップ入れると直ったりもするらしいけど基本はASSY交換。

シャッター幕が下がりっぱなしであれば確実に3、ゴミが原因なら清掃で直る可能性もあるけどたいていはどっか変形してるだろうからこれもASSY交換。

まあここまではカメラは精密機械なので故障はつきものだから特に文句をいう筋合いはない、SONYは工賃も部品代も良心的な方やと思う。

ところがですね、どうもこの3つ以外にもソフトウェアのバグっぽいケースがあるのよね。

ワイのNEX-5Rが正にその症状で

という現象がでとって他にもワイと同様の問題抱えてる人が結構おるのだ、 このへんとかね。

これ問題発生時の挙動を観察してると

のだよね、シャッター音2回ってのはフォーカルプレーンシャッターの構造からして先幕に続いて後幕が作動しとる音、そしてプレビューまでされてるので撮影自体は成功してるのだ。 なので機械的に問題はないはずなんだよな。

そしてなによりソフトウェアのバグを疑う理由は、そもそもNEX/ICLE系ミラーレスは先幕はメカニカルでなく電子で行うのがデフォルトなので、わざわざメニューから設定変更しなければ先幕は動作しないはずなのだ。 なのでシャッター音は1回のみのはずで、本来であれば動作しないはずの先幕が何らかの理由で暴走してエラーになっとるっぽいのだこいつ。

まぁハードウェアを疑うのであれば、コールドブート時のみ発生するちゅーことでどっかのコンデンサの劣化で電力足りとらん可能性もある。 そんならASSY交換止む無しとは思うんだけど、ただ電源入れて暫く待ってチャージができたであろう時間が経過してもエラー出るので違うんじゃねえかな。

そんで他の人の報告みても新品を買って2ヶ月で発生したとか、サポートに修理出してシャッター交換が必要といわれ、新しいカメラ買える修理代払ったけど直らなかったぞクソがなんて話も海外フォーラムに書かれてるのよな。 そのへんからしてハードの劣化磨耗の問題じゃなく、ソフトウェアのバグじゃねーのかなぁこれ。

そもそもNEX-5無印(2010年6月)と5N(2011年9月)もシャッターユニットやらCOPAL製の共通部品なんだけどこっちは発売すぐに新品買って8~9年ヘビーに使ってきたけどこういう症状とは無縁だったのでな。

ついでにいうならNEX-5Rと同時期のAマウント機(α65やα57なんか)も同一のCOPALシャッターだけど、こっちはNEX-5Rとは別系統のOSを採用してるので問題は発生してないのもバグじゃねーのという疑念の裏付けとなっている、どうでもいいけどα57買いましたさすがにα200はもう限界だ。

対症療法としてはさっきのリンク先にもあるけど、設定画面から電子先幕シャッター(EFCS)を切にして常時メカニカルな先幕を使用するようにすればいい。 そもそも電子先幕って

というメリットはあるけど、実は高速シャッター時にシンクロの問題でボケが欠けたり露出不足になったりするデメリットもあるのよな。 ワイはEマウントレンズよりこの問題の起きやすいAマウントレンズをLA-EA2経由で使うのがメインなのでもう常時切でええんよね。なんかシャッター音が非常にダサいという問題はあるが。

まぁワイの推測どおりソフトウェアの問題だとしても、何年も前に販売終了しとる機種だからファームアップなんて期待できんのがアレなんやな。