2019/05/18(Sat)
○[Windows] Twentieth Century Fox
20世紀から21世紀にかけてインターネットの出現によって人類は進歩したかというと、ここ最近はUnicode絵文字によるコミュニケーションで人は文章作成・読解力を失い、広告収入めあてに文字なら数行読めば3秒で理解できる記事をわざわざ数分の動画にして小遣い稼ぐ輩どもを地に栄えさせ、それを検索エンジンが結果上位に押し上げるのだから、口頭伝承の原始時代に戻っただけなのでは感がある。 なお冗談っぽく書いているがわりとマジに絶望していて、自分が神だったら楽園から追放したり洪水を起こしたり塔を崩し言葉を乱すプログラム書いてると思う。
なぜ人心がここまで乱れたか、それはブラウザが右肩で地球儀をぐるぐる回転させるのを止めてしまったからだ、このインターネットが世界と繋がっている事をこのgifアニメーションを消したことで人々は忘れてしまったのだな。
なんでそんな事を考えたかというと、ちょいとSCSIカードの動作確認に10年ぶりにWindows 2000インストールし、IE6.0SP1の右肩でぐるぐる回る地球に感動したのだ。 おそらくガガーリンがはじめて宇宙から地球をみたとき、アポロ8号のクルーが月周回軌道ではじめて地球の出に遭遇した時、同じような畏敬の念を抱いたに違いない。
地球は青かった。
それにしても月だけにLunaとかAeroとかMetroといかにこの10年いかにグラフィカルユーザーインタフェースがクソデザイナーのオナニーで劣化してきたか気づかされますね。 ユーザーインタフェースはどうあるべきか自分には文才がないので「粉末 Motif」で検索することで出会える稀代の奇跡の名文をぜひ一度読んでいただきたい、「GUIの価値は"プッシュボタン"で決まる」「ボタンの押し心地」正しくこれなのである。 何が悲しゅうてフラットデザインでAthena Widgetのような石器時代にまで退化せにゃあかんのだアホか。
話を戻して、どうせ隔離環境でちょっと動かすだけだからする必要は無いんだけど興味本位でWindows Updateで最新の状態にまで更新してみた。
- Windows Update Agent 3.0のバージョンが古いと接続エラーになるのでバージョン7.4.7600.226を事前に手動で適用しておく必要がある
- このバージョンのWUAのインストールにはブラウザがデフォルトのIE5だとエラーになるのでIE6SP1必須、こちらを先に手動でインストールしておく
- IE6SP1とService Pack 4はオフィシャルからはダウンロードできなくなってるので、過去の雑誌付録などより探す必要がある
- POODLE対策でWindows UpdateサーバーもSSL2.0/3.0が無効になってるので、インターネットオプションでこいつら使わない&TLS1.0だけ有効に設定
- HTTPS通信中にルート証明書の期限切れによる接続エラーがおきるので、このバージョンのルート証明書の更新を適用しておく、最新OSからルート証明書エクスポートとかはどうせネットには繋がないので無意味かな
とすればWindows Updateで100個くらいパッチ振ってきて労せずに延長サポート時点での「最新」状態はなるもよう。
ただし延長サポート終了時点で提供されてたはずのパッチが重要なのも含めていくつか消えてるっぽいな、理由はわからん。
- MS04-030 - Vulnerability in WebDAV XML message handler could lead to a denial of service (KB824151)
- MS07-050 - Vulnerability in Vector Markup Language Could Allow Remote Code Execution (KB938127)
- MS08-023 - Security Update of ActiveX Kill Bits (KB948881)
- MS08-032 - Critical security update of ActiveX kill bits (KB950760)
- MS10-035 - Cumulative security update for Internet Explorer (KB982381)
- MS12-063 - Cumulative Security Update for Internet Explorer (KB2744842)
こいつらVML除いてwww.catalog.update.microsoft.comにも無いのいだけど、わざわざどっか落ちてるの探して適用しようが脆弱でネット繋げないから無意味だし忘れていいけどな。
あと追加の機能もこのへん消えてるっぽいな、いくつかはインストーラーは落とせるし手動で追加すれば更新パッチWindows Updateで降ってくる。
- Windows Media Encoder 9
- MDAC 2.7SP1, 2.8, 2.8SP1
- Windows Script 5.7
- AOL Image Support Update
- Rights Management Services Client with Service Pack 2
- Rights Management Client Backwards Compatibility SP2
- Microsoft Baseline Security Analyzer
まぁこっちもどうでもいいやなこれ。
テレホマンの時代は終わり地にADSLが満ちブロードバンドの時代が訪れた後も当時諸事情によりドコモのP-inしか回線無い時期が長かった、@FreeDで定額制になる前に事故により料金7万円とかパケ死したトラウマが掘り起こされる。 つーかその後もWilcom AirH"しか回線無い時期もけっこう長かったのだ…あんなんでよくcvs checkoutとかcvsupとかrsyncとかやっとったと今更ながら思う。