Not only is the Internet dead, it's starting to smell really bad.:2019年03月下旬

2019/03/20(Wed)

[写真] フィルムスキャンに最新のスキャナは必要か?(その2)

@フラットベッドスキャナをEPSON GT-X800に買い替えた

過去記事でEPSON GT-X750そして同 GT-X820を買った話を書いたんだけども、どっちも中判フィルムのスキャン用途としては画質がお話にならずただただ電子ゴミが増えるだけという結論で処分することにした。

通常原稿のスキャンだけなら複合機もあるしでもう必要はないかなーと思ってたんだが、いつか完全に気が触れて大判写真に手を出した時に4x5と8x10スキャンが可能なよう GT-X800に買い替えた、フィルムホルダーなど付属品ありの中古が1kちょいで転がってたので魔が差した。

まぁ大判写真に手を出す機会は一式タダで貰うとかそんな時くらいしかありえんのでフィルムスリーブごとスキャンしてコンタクトプリント作成する用途だわね。 ちなみにVueScanにもインデックス作成機能はあるんだけど出来がイマイチなのとどうせならパーフォレーション部までスキャンした方が味があるしな。

このGT-X800は GT-X980系のご先祖様なので、透過型原稿ユニット使用時の最大読取領域が203x254mmをカバーする(さすがにA4全面はカバーしていないが)。 同じ800番台であっても GT-X830GT-X770系からの進化なので、そっちの流れのGT-X820は68x236mmしかないので大判写真には対応せずコンタクトプリント作成にも使いづらかったのだ。

つーか高級機と普及機のラインナップの型番が混乱するのは販売戦略に嘘のあるろくでもないアレという経験則。

@そして中判フィルムスキャナのMinolta DiMAGE Scan Multi F-3000を入手した

そんでかねてより念願の120フィルム対応のフィルムスキャナである Minolta DiMAGE Scan Multi F-3000をついに入手した、元は30万円くらいする超高級機なんだけどさすがに20年前の機種なので中古で相場は1万円前後。 コンデジのセンサーとレンズを応用した接写式の格安(そして画質最悪)フィルムスキャナだって2万くらいするのに破格のお値段である。

まぁ20年落ちのヨレヨレで修理も難しい高級車と新品のママチャリを比較して破格!とかいってしまう人はちょいと頭が残念な人か懐事情が残念かのどちらかなんで以下略。

それでも同じような境遇の中古で、無鉛ハンダ禍による故障リスクが高い Nikon SUPER COOLSCAN 8000 ED LS-8000とその後継にして最終形の 9000 ED LS-9000は現在でも20万円前後が相場で新品からたいして値崩れもせずとても人気が高い。 ちなみに表題の後継である DiMAGE Scan Multi PRO AF-5000は中古で6から8万円が相場でスキャン結果もNikonに劣るわけでもないのでお勧め、まぁ貧乏人には6万でも手が出ませんがね。

もちろん安いのにはそれなりの理由がある、というのもF-3000とそのマイナーチェンジ版 DiMAGE Scan Multi II F-3100は読取解像度に2820dpiをうたっているものの 実はこれ135フィルムをスキャンする場合だけの数字なんだよね。

120フィルムをスキャンする時には縮小光学系(フォーカルレデューサー)が作動し、120フィルムのイメージサークルを135フィルムの大きさにまで縮小している。 つまり有効画面サイズを0.4倍にまで縮小する必要があるわけで、そうなると読取解像度は120フィルムの場合たったの1128dpiにしかならないのだ。

ちなみにAF-5000も同じ、ただし元の読取解像度が4800dpiあるし縮小光学系の倍率も0.7弱なので3200dpiとフィルムのRMS粒状性考えると不足はない数字。 というかLS-8000/9000の全域4000dpiはどう考えてもオーバースペックだよね…まぁ物理的粒状性に対して心理的粒状性なんてのもあるし読取解像度もハイレゾみたいなオカルト効果と信者を生むからな。

ということでアーカイブ目的でフィルム性能を余すとこなくスキャンしたい向きには1128dpiは貧弱過ぎる上に、Digital ICEなんかのホコリ・キズ補正のための赤外線スキャン機能も無いからと敬遠されてからのお値段なわけです。

読取解像度についてはいちおうF-3000はアップグレード用シリアルを購入(F-3100だと標準添付)すると、120フィルムでも2820dpiでスキャンできるモードがアンロックされるという機能がある。 ただし世の中そう旨い話が転がってるわけも無く「2820dpi相当」と説明書には但し書きがあるんですわ、要するに1128dpiで読み出した結果を2820dpiまでソフトウェアで補完してるだけの要するにアプコンでしかない。

ただしこのアプコン、20年前のソフトなのに現在の技術例えばPhotoshop CCの「ディテールを保持して再サンプル」や定番ツールのPhotoZoom Proの各種アルゴリズムと比較しても遜色ないレベルです。 ここ10年くらいで動画方面でSD→HD→FullHD→2/4/8Kという無茶苦茶なアップスケール需要があったことで「超解像」なるシロモノに各社勤しんでたはずだけど、サンプリング定理のナイキストの壁を打ち破った超解像技術ってどこ…ここ…?

そんでやっぱり元は30万円もしたフィルムスキャナなので専用設計だしCCDの性能は多少時代遅れだけれどもそれ以外の光学系にはちゃんとお金かかってるのよね。 コストカット圧力の高い上に構造的にどうしても光の損失が大きいフラットベッド機でスキャンした結果とは雲泥の差、アプコンした結果の方がよっぽど綺麗にスキャンできるのですわ。

そしてDigital ICE未対応についても 前回記事で書いた通り赤外線スキャン不要の別解も今では存在するわけで、安く買えた分ソフトにつぎ込んだ方がマシなのだ。

つーことで次回はMinolta DiMAGE Scan Multi F-3000とEPSON GT-X820でスキャンした結果の比較、そして2820dpi相当のアプコン性能がどれほどのものかPhotoshop CCと比較する記事を書こうかと思う。

2019/03/21(Thu)

[呪い] 通販事故

今日一日で二回も通販で買ったもの着弾したのに中身足りねぇという事故があり、またどこかで誰かが毎晩五寸釘打ってる藁人形の新たな呪いの効果かなと思っているところ。

ひとつめは某ヤフオクで送料着払い条件だったんだが、これって発送側が2度目以降は料金負担するのが常識的なとこだと思うんだけど、取引条件にはそう明記してあるわけじゃないのでもう一度着払いで送ってこられてもこっち抗議できねえよな感ある。 まぁ悪い評価が多めな相手でコレという時点で自己責任という気もするけどな。

そんでもうひとつは某駿河屋で中古洋楽CDをただの数枚買ったんだが、最近ここは送料以外に総額5000円満たない場合は通販手数料216円とるという謎の制度を導入しやがったので、もしその1枚だけキャンセル扱いで処理されてしまうとCD1枚あたりの通販手数料負担額が変わってしまう、よって残りの分は他で買った方が安かった案件とかでてきちゃうのよね。 たかだか216円にガタガタいうのもなんだけれど、やっぱりこれ通販手数料なんてスジの悪いもん徴収するより1500円購入で送料無料のラインを変更するなり販売価格に転嫁して総額5000円以上からは割引の方がまっとうな商売だと思うのだ。

あと某駿河屋については、在庫管理シールになぜか買取に持ち込んだ人のフルネームはいってて、それ剥がさずにそのまま送ってくるのは個人情報何ちゃらの観点でまずいよねアレ。 例えば 世界で最も有名なホモビ(クリックは自己責任で)を買取に持ち込んできた人とか第三者に自分の名前が知られる可能性があるとか、普通に地獄案件だと思うんですがね…

個人情報とは特定の個人を識別できればアウトだから、氏名だけで住所他は書いてないからセーフとはならないのがミソなんやな。

2019/03/31(Sun)

[DIY] 薄手の無反射ガラスの入手、そして手軽なカット加工って無理なんかな

先日入手したMinolta DiMAGE Scan Multi F-3000なんだけど、ブローニーホルダー(MH-M1)のフィルムをはさむ部分のガラスが外され欠品なことに気づく。

おそらく前の持ち主が

  1. ガラス面のホコリ除去が煩雑なことに嫌気がさした(前後のガラスとフィルムの裏表あわせて6面のクリーニングが必要)
  2. 挟むことによって発生するニュートンリングに嫌気がさした(マニュアル読むとどうもオリジナルは無反射ガラスではないっぽい)
  3. 経年劣化によるキズヨゴレに嫌気がさした(おそらくオリジナルの材質はガラスでなくアクリル?)

あたりの理由でブチキレしたようで、ガラス外して代わりにプラ板でフィルムの端っこだけおさえるよう改造してしまった模様。 確かに1とかマジでめんどくさいからな、クリーナーとクロスそしてブロアがいくらあっても足りず簡易型のクリーンブースでもないとやっとれん。

なもんでこの改造にも納得なんだけど、丸まってしまったフィルムの平坦性確保や短くカットされたフィルムを安定してホールドするにはガラス必要な場合も多々あるのだ。

ちなみに後継機であるDiMAGE Scan Multi Pro AF-5000に付属のブローニーホルダー(HS-P1)はこのへん改良されていて

という構成になってるのでそのへん臨機応変に選べるのだが、買えないものの話をしても仕方がない。

つーことで紛失したガラスの代用を探して着脱可能にしときたいとこなんだが、厚さが0.5mm前後の無反射ガラス自体がまず入手が難しく特注でべらぼうに高価なのよな。 汎用品はだいたい2mmからなので、こいつをはめ込むにはホルダー自体の大改造が必要になるのでそれは避けたい。

いまどきだとスマホの液晶プロテクター需要で、ノングレア加工の極薄化学強化ガラスが数百円で入手できる時代なのでそっちならと思ったんだけど、カット加工に昔ながらのガラス切りが役立たずレーザー加工が必須だからこっちも難しいのよね。 カメラの液晶プロテクター用のやつだと小さ過ぎて流用がきかない、95mm×61mmで四隅ラウンド加工なんてのが汎用で転がってるわけないのだ。

どっかイラレデータ出せば化学強化ガラスを切り出してくれるとこ無いんですかねぇ、 メイカーズムーブメントの時代なんだから怪しい中華製工作機械を自分で買ってこそなのかもしれんが、このクソ狭い日本のウナギの寝床な誤家庭に3DプリンタにCNCにレーザーカッターとか置けるわけねぇだろ、あと金なら無い。

あとはプロジェクターでの投影に使われる GEPE社製ガラススライドマウントがわりと安価で入手できるのでこいつから剥がしてこれないかと思ったんだけど、そもそもこれサイズが6x7までしか存在しないので大きさ足りないんだよな。