Not only is the Internet dead, it's starting to smell really bad.:2018年10月23日分

2018/10/23(Tue)

[自宅システム管理者] HP Microserver N54LでLink Aggregation(検討段階)

この10年で写真や動画が高画質化したことで肥大したファイルのサイズがネットワーク帯域を圧迫し、そのクソ遅さにそろそろ忍耐の限界なんだが最近安くなってきたとはいえ家庭内を10GbE化するには支払能力の限界というのもあってだな、アンマネージドスイッチに5万台は無理ですわ。 10/100MbEから1GbEが普及するまではあっという間だったのにボトルネックってレベルじゃねぇぞ、2.5/5Gでもいいからはやくしてくれないかな。

つーことで10GbEなカードとかスイッチが諭吉でお釣りがくるくらいになるまでの姑息的解決策を考える、いちばんイライラする事の多いのがファイルサーバ相手のファイル転送なんだけどこれを複数のNICを束ねるLink Aggregation(LAG)で高速化ってのがまず最初に思い浮かびますな。 とはいえLAGは耐障害性でなく帯域増強を目的とするならそもそもLACP対応スイッチでないと効果は限定的だし、価格を調べるとさっきの10GbEアンマネージドスイッチ買える程度のお値段でな…

まぁそこは1GbEの歴史の長さ、企業でお払い箱になったスイッチも安いの探せばあるやろという気はする、なお消費電力とか騒音以下略。

問題はそれ以外にもある、ファイルサーバのHP Microserver N54Lの拡張スロットはすでにリモートアクセスカードとSmart Array P410で埋まってしまってる。 どっちか抜かねばならないんだけどどっち抜いても悲しみが大きい。

まぁリモートアクセスカード抜いてもWindows標準のリモートデスクトップで99%用事は足りるし、残り1%の例外的なケースもリモート機能つきのKVM持ってるのでそっちから操作するようにすれば100%だ。 しかしこのカードの役割はむしろIPMI経由でのステータス監視の方なので、それができなくなるのは悲しみが深い。

逆にSmart Array P410を抜いてオンボのSATAを使ってソフトウェアRAIDという選択、これはキャッシュ無くなると速度低下するしバッテリ保護ないとRAID5書き込みホールが恐ろしくて論値。

ハードウェアRAIDを信奉してるとどこからともなくZFSはいいぞおじさん現れて「ZFSはいいぞ」といいだすんだけど、ZFSでRAID-ZはそもそもSolaris以外でも安定して使えるのかよく判らんよね。 趣味でFreeNAS(=FreeBSD)とかOpenMediaVault(=Linux)とかでヒトバシラーするのはいいけど、オペミス以外の理由でテラバイト級のバックアップ書き戻しとか大いなる人生における時間の浪費でしかない。ハードウェアRAIDは壊れたらどうのというけどebayで中古3000円程度で潤沢にタマが存在するP410だし問題は無い、すでに予備も確保してるしな。

それと5inchベイのスペースにディスク2台追加してP410は6ポートまですでに使用済なのもネック、これをオンボSATAに戻すとなると光学ドライブ用のSATAポートの速度制限を解除する野良BIOS適用してさらにeSATAポートの内部引き込み改造とかせんとならん。

つーことでステータス監視をIPMI以外で実現することにしてPCI-E x1スロット空けるかという気分なんだけど、今度はHP純正品のNICはほとんど選択肢は無いという問題にぶちあたる。 そもそもサーバにシングルアダプタ刺す意味ってあまり無いのでデュアルあるいはクアッドポートな製品ばかりだからインタフェースがPCI-E x4とかで物理的に刺さらないのよね。

ざっと調べた限り、HP純正品かつPCI-E x1という条件に合致するのは以下の2種類しか選択肢がないもよう。

そして需要が無いということは中古品の流量も極端に低くて入手性も悪いということ、うーんこの。

まぁHP純正にこだわらなければx1でロープロファイルの1GbE NICはいくらでもあるんだけど、あいにくWindows Server 2008 R2にはOS標準でLink Aggregationを設定することができないので、各ベンダが提供しているツールのインストールが必要になる。

ツールの選択肢はだいたい以下の通り

ただしHP NCU以外のツールを使ってLAGを設定するとHyper-VのVLANが機能しなくなるという制限があったりする。

まぁHyper-VでVLAN使うことも無いんだが気分的な問題でNCUをインストールして設定することにしたんだけど、こいつについては制限事項どころかそもそもHP純正品以外のNICを認識するかすらよく判らんのよね。 もはやNICはオンボが当たり前の時代となってしまったので手元に一枚も無いんだよな、PCI/PCI-Xとかならジャンク箱にいくらでもあるんすけどね…

ちなみにPROSetやBACSでは異なるベンダ間でLAG組むのは可能(Multi-Vendor Teamingとかでググれ)みたいなんだが、TCP/IPオフロード機能をオフにしたりする必要があるようで、AMD Turion II Neo N54Lという非力なCPUだと厳しいかもしれんね。NCUも多分事情は同じで、オンボのNC107iがBroadcomなら増設もNC320Tの方がやっぱり良さそうね。

しかし困ったことにNC320Tにはロープロファイルブラケットモデルがなぜか存在しない。 いちおう同等品でロープロファイルなのはあるようなので、サイズ的に元々対応してないってことは無さそうなんだが、ブラケットだけどっかから調達して交換せんとならんのがネックやのう。

そもそもHP純正といってもOEM品なんだから同等品でも動きそうなもんだけど、ドライバのINF読んでみると

%E704AHPSA.DeviceDesc%          = E107D,       PCI\VEN_8086&DEV_10B9&SUBSYS_704A103C
%NC320T%    =  NC320T_LHinst.NTamd64.6.0,    PCI\VEN_14e4&DEV_1659&SUBSYS_7031103c

としっかりSUBSYSにOEM先の PCI Vendor ID(103C=HP)が割り当てられてるので、NCUがその値見てチェックしてたらダメやろという予測。

これだけの苦労を払ってLAG組んで結果は誤差程度の性能向上だったらちょっと悲しいものがあるので、実行に移すかどうかはちょっと要検討ですなぁ。

HP Microserver N54LのBroadcom 1GbEドライバとNCUのバージョン組み合わせ問題

書き忘れたので追加エントリ、 HPE ProLiant MicroServer G7 ServerからダウンロードできるNCUのバージョン10.80.0.0とNC107iのドライバ同15.4.0.19(B)の組み合わせだとエラーがでる、やはりHPからHPEになって増えたEはエラーのEなんやな。

まぁHPの品質の高いソフトウェアやサポート(皮肉)についてはネットワーク屋時代にいろいろあった( その1)( その2)のでこの程度なら耐性はあるので問題ない、記事にはしなかったかSmart Array P410の古いファームが引き起こす障害の数々によってシステムが何度止まってワイ針の筵に座らされたことやら(怒)。

この問題については改定履歴追いながら試行錯誤した結果、NCUは 10.90.0.0(B)にNC107iのドライバは 16.8.0.4までバージョンアップしてもOKということがわかった、世界で3人くらいには有益な情報かもしれない。