蝉は、やがて死ぬる午後に気づいた。ああ、私たち、もっと仕合せになってよかったのだ。:2008年03月28日分

2008/03/28(Fri)

今日

週末は花見いくよとMagic Bus運行のお知らせが、天気晴れるかな。

外人さんには「さくらさくら」のメロディーは
不気味に聴こえるという都市伝説はホントだろか?
参考CD: the colour of the sky / pale saints

さくら[植物] G-G-A
さくら[人名] G-E♭-D

社会的しおり経由で CDの音質について
デジタルの場合ピーク越え即音割れだからねぇ、昔スタジオでバイトしてた頃よく泣かされた。
アナログだとレンジは狭いけど「コンプ状態→歪み→割れ」だからちょっとぐらいの
ピーク越えは救えるのでとても楽なのだけども。

音量差の大きいアコースティック楽器なんかだと、fffの部分にゲイン合わせると
pppの個所ではメーターがほとんど振れない状態になり聴感上これはおいしくない。

こういう場合前時代的エンジニアリングの常道だとコンプをかますことで
レベルを平均化するのだけども、これは原音から変わってしまう副作用がある。
よって、忠実さを求める音楽には不向き *1

そんな時は折角のデジタルレコーディングなんだし
入力ゲインを変えたセッティングの複数トラックで同時録音し *2
後からおいしいレベルで録れてる部分を繋ぎ合わせて編集すると良かったり *3

まあ継ぎ目の部分で違和感ないようにするのは腕なんだけど。
割れたとこだけパッチあてるくらいならすぐできるようになると思う。
多重録音なら雑に接いでも他の楽器でマスクされるから問題なし。

最近はデジカメ写真でも明暗差の激しい場合には
露出を変えて撮影(オートブラケット)したものを合成するソフトとかありますな。
カメラ本体の機能にもなってるみたい(Sony αのDynamic Range Optimizerなど)。

最近のハードディスクレコーダーってそのへんお任せでやってくんないのかな?
写真におけるフォトショのスタンプツールみたいな機能とか。
#もう何年もサンレコとか読んでないからよう知らんけど。
#つか未だにAKAI DR4d使ってる人だからね…

まあこの手の方法は原音に忠実とはいえ、音量差はデフォルメされるので
嫌いな人は嫌いかもしれない、そういう人は量子化ビット数増えるのを待つか
(家で出せる音量考えるともう十分だと思うけど)
コンサート行って脳味噌という最強の記録メディア使うかですな。

ノイズについては16kHzに限らず、根本的な対策をしようとすると
機材買い替えどころかスタジオ建て直しの世界までいってしまう
偏執狂さんいらっしゃいな世界だからなぁ。
まあポストプロ作業である程度隠すことのできるものではあるけど
ノイズが聴こえてない耳が悪いエンジニアも当然いると思うのだけど
ノイズに対する考え方って、これはもうエンジニアの趣味の世界なのよね。
イコライザー等で削らずに楽曲によるマスキングで由とする人もいる訳でして *4
これについてはアーティストは拒否できる立場にある(無いのもいるけど)ので
彼らがOKしたのだから、それも作品の一つとして受け入れるしかないと思うんだな。
まあ問題にしてるCDの中身聴いてみると、これはひどいと同意せざるを得ないかもしれんけど。

ちなみに私はリマスター版 Raw Power / Iggy Pop & The Stoogesとか聴いて
音がいい *5と思う人なので、クリッピングにもノイズにも
耐性高いからあんま参考にはならんなw

まあこだわる人がいなかったとしたら、私達は未だにエジソンの蝋管聴いてる訳で
未来の為にはこだわる人は必要なんだろう。

*1:まあ80~90'sな音楽には必須ですがwww>>コンプ
*2:マイクものはちょいセッティング苦労するかもね。
*3:知り合いはステレオのL-Rでしか録ってなくても
Lだけ割れてたらRをうまいこと加工してLに貼るとかやってた。

*4:リマスタなんかでも、The BandやDoorsのリマスタはCDに相応しい新しい音を目指したけど
Little Featのそれはアナログ盤の音をCDでも再現することだったとか、何かで読んだ気がする。

*5:リマスタ作業中、Iggyが音圧を求めるあまりフェーダーを上げまくるので
高価な機材のメーターが全て赤に染まり、付き添いのエンジニアが悲鳴を上げた逸品